去年の11月に子宮筋腫の手術(粘膜下筋腫/子宮鏡下手術)をしました。しかしながら、過多月経が治らず、今年の4月から(手術したのとは別の病院の)漢方内科に通っています。通い始めて約半年。漢方内科とはどんなところなのかちょっとわかってきたので、こちらでもまとめておきたいと思います。
漢方内科初診 どんなことをするか 検査内容について
- まず、問診表書きます
これが5枚ほどあってボリューミー、 体調や体質についての簡単な質問がメインです - 身長・体重・血圧
- 先生による脈診(手首を実際に触って脈をとってもらう)
- 先生による舌診
- 先生による腹診(ねっ転がって腹出して、見たり触ったり、触る場所によって痛い場所がないかなど)
- 念のため血液検査
舌診~舌の状態で診断する
舌診は、本当にペロッと出した舌を診てもらうだけです。私は、喉風邪の時とかに病院に行くと口の中にアイスの棒みたいなやつを突っ込まれるのがすごく苦手で、「舌診」と聞いて構えてたんですが(笑)あっけなかったです。
腹診~お腹を触って診断する
腹診は、先生が腹をグッと押して痛いか聞いてきたりするのですが、痛いか痛くないのか微妙なラインが多すぎて、答えられずにいたら、先生が困っていました。ごめんなさい🙏
副作用のことを考えて一応血液検査
後は、気になっている症状や、漢方を飲んでみたいと思った経緯などを先生とお話するのがメインでした。漢方も副作用が全くないわけではないとおっしゃって血液検査もしました。(血液検査次第では、処方できない漢方もあるのでしょう。糖尿病がないかなど気にされていました。) 苦痛な検査は、全くなかったです。
過多月経をなくすが目標 1ヶ月半から2ヶ月に一度のペースで通う
子宮筋腫をなくすと言うよりは、過多月経を過多じゃなくすが目標。
1ヶ月半から2ヶ月の間隔を開けて通います。漢方薬が切れないように次の予約までの日数分、処方してくれます。2回目からは、先生が必要と感じたことだけ診るようです。初診の時ほど時間はかかりません。生理の様子を根掘り葉掘り聞かれます。
私は漢方薬は、けっこう根気強く同じものを飲み続けるイメージがあった(効くまでに時間がかかる)んですが、先生が私の様子を診たり聞いたりして、けっこう処方を変えてくるのびっくりしました。2種類を組み合わせて飲むのが基本みたいです。
私の半年に使った過多月経を改善するための漢方薬の歴史
- 【期間】4/16-5/27
- 【漢方薬名前】EK-230 太虎堂のきゅう帰調血飲エキス顆粒
- 【一般的に言われている効能・効果】 神経症を改善する薬/ 産後の体力回復の薬/ 生理不順を改善する薬
- 【期間】 5/28-7/9
- 【漢方薬名前その1】 ツムラ温経湯(ツムラウンケイトウ)製品番号:106
- 【一般的に言われている効能・効果】 月経不順、冷え性の改善薬/ おりものの異常を改善する薬/ 更年期障害を改善する薬/ 不眠を和らげる薬
- 【漢方薬名前その2】ツムラ芎帰膠艾湯(ツムラキュウキキョウガイトウ)製品番号:077
- 【一般的に言われている効能・効果】 出血を抑える薬
- 【期間】 7/10-8/13
- 【漢方薬名前その1】ツムラ桂枝茯苓丸加薏苡仁(ツムラケイシブクリョウガンカヨクイニン)製品番号:125
- 【一般的に言われている効能・効果】 月経不順を改善する薬/ 血行をよくする薬/ 皮膚の状態を整える薬/ 痛みを和らげる薬
- 【漢方薬名前その2】ツムラ柴胡桂枝湯(ツムラサイコケイシトウ)製品番号:010
- 【一般的に言われている効能・効果】 発熱を和らげる薬/ 痛みを和らげる薬/ 胃腸の症状を改善する薬
- 【期間】 8/14-9/30
- 【漢方薬名前その1】 ツムラ桂枝茯苓丸加薏苡仁(ツムラケイシブクリョウガンカヨクイニン)製品番号:125
- 【一般的に言われている効能・効果】 月経不順を改善する薬/ 血行をよくする薬/ 皮膚の状態を整える薬/ 痛みを和らげる薬
- 【漢方薬名前その2】 EK-230 太虎堂のきゅう帰調血飲エキス顆粒
- 【一般的に言われている効能・効果】 神経症を改善する薬/ 産後の体力回復の薬/ 生理不順を改善する薬
- 【期間】10/1-今まで
- 【漢方薬名前その1】 EK-230 太虎堂のきゅう帰調血飲エキス顆粒
- 【一般的に言われている効能・効果】 神経症を改善する薬/ 産後の体力回復の薬/ 生理不順を改善する薬
- 【漢方薬名前その2】 ツムラ芎帰膠艾湯(ツムラキュウキキョウガイトウ)製品番号:077
- 【一般的に言われている効能・効果】 出血を抑える薬
※【一般的に言われている効能・効果】は、調剤薬局でいただいたお薬の説明をそのまま書き写したものです
※あくまで、私の体質、病状に合わせての処方です、子宮筋腫の人過多月経の人全てがこの処方になるとは限りません。
こんな感じで半年くらい漢方を飲んでいます。正直なところ、過多月経は治っていません。子宮筋腫も少しずつ大きくなってきているが現状です。でも、先生もいろいろ試していきましょうと言ってくれているので、もう少し頑張りたいというのが本心です。
ちなみに、先に「漢方薬は根気強く同じものを飲み続けるイメージがあった」と書きました。確かに、薬はコロコロ変わっているように見えますが、漢方薬は何種類かの生薬を混ぜ合わせてできたもの。薬の名前は変わっても成分はかぶっているものが多くやはり半年も飲み続ければ蓄積されていっているなという感じはありますね。子宮筋腫自体は、残念ながら改善は見られないかなという感じなのですが、風邪をひきにくくなった、低体温じゃない日が増えた、みたいな実感はありますね。
個人的に東洋医学の考え方がどうしても好きみたいです
手術をしてもらった西洋医学の婦人科に行くとモヤッとすることが多いんです。西洋医学の考え方よりも東洋医学の考え方が私はどうしても好きみたいです。東洋医学の考え方は根本的な病気の原因になっている体質を改善していこうというものだ、と私的には理解しています。
漢方薬は保険適用です 意外とリーズナブル!?
ちなみに私が処方してもらっている漢方薬は、全て保険適用のものです。
診察代は500円から1000円くらい(あ、血液検査をした時は少し高かったです。)
薬代は、1ヶ月半から2ヶ月分で2000円から3000円くらいで、高くないです。
子宮筋腫改善ためなら続けられる金額(リーズナブル)ですし、辛い検査などもありません。漢方が気になっている方は気軽に足を運んでみるといいと思います⭐️⭐️
漢方内科を探すのにおすすめの本 家族ではじめる本格漢方
こちらは、私の大好きな漢方の本です。漢方処方辞典/漢方生薬辞典のページを見てもらってきた漢方薬のお勉強をしています。(楽しい。)また、こちらの本には、「漢方治療医全国2443人リスト」というページもありますので、お家の近くの漢方医を調べるのにも役に立ちます。都会だとネットなどの口コミを見て行きたい漢方医のいる病院を決めるのもいいと思いますが、(私のような)地方の人は、ちゃんとした漢方医のいる病院というのがどこにあるのか見つけにくいように思います。こういうものを活用するのもいいかなと思います。メインの診療科が何なのか、保険適用か、なども表になっていてわかりやすいのでおすすめです。